一人親方も労災保険に加入できます
建設業での代表的な働き方として「一人親方」があります。
一人親方は法的には請負契約で労働者でなく事業主とみなされ、そのため労災保険の適用は受けられません。
ただし仕事の性格上労働者との区別が曖昧なケースが極めて多く、法律上よく論争となります。
その結果社会保険の加入の可否についても問題となり判断事例集も出ている程です。
このような働き方の建設業従事者に対して、「一人親方建設業共済会」という団体では一定の年会費の支払いを条件に労災制度を提供しています。
この団体は1都13県を対象地域としてこうした労災保険のサービスを行っている団体です。
この労災保険は国の公的保険制度として認められ、業務や通勤上の災害では治療費や入院費は無料となります。
また給付は傷病の治癒まで継続し、給付基礎日額の80%の休業補償の支給もあります。
また支払った掛け金も全額が社会保険料控除として認定されます。
またこのように労災保険に加入できることで受注上も有利になります。